イーロンマスク氏がTwitterを買収したことにより、Twitterが有料化するのでは?と話題になっています。
ではTwitterが有料化したらどうなるの?という漠然とした疑問に細かく答えていきたいと思います。
・有料化で何ができるようになるの?
・コスパは良いの?
・無料で使える機能は?
と言ったユーザーのメリットデメリットなどを説明していきます。
Twitter有料化でどうなる?まず有料化は本当なのか

Twitterの有料化が騒がれていますが、現時点で何か決定したわけでもプランが発表されたわけでもありません。
Twitterを買収したイーロンマスク氏が、収益の90%を広告に頼っている現状を変えたいと言う意向を示したことがことの始まりです。
イーロンマスク氏が提言したとされている内容は以下です。
・Twitterの有料版『Twitter Blue』のサブスクユーザーの広告排除
・Twitterの有料版『Twitter Blue』のサブスクユーザーのアカウントを全て承認
・ただし、言論の自由の場は残したい(無料版を残したい)
Twitterには『Twitter Blue』という有料のサービスがあることをご存知でしょうか。
このサービスは米国やカナダ、オーストラリアで開始されたもので、まだ日本には上陸していません。
結論からいうと、イーロンマスク氏はTwitter自体を有料化するのではなく、この有料版『Twitter Blue』を強化しユーザーを増やしたいようですね。
『Twitter Blue』のサービス内容についても詳しくみてみましょう。
・広告なしの記事閲覧
・ブックマークフォルダでツイートをカテゴリー分けして保存可能
・ナビゲーションバーを6つ設定可能
・長いスレッドを読みやすく変換
・ツイートを指定した時間内であれば取り消し可能
※一つ一つの機能については次の見出しで説明しています。
こう言った便利機能を実装する『Twitter Blue』をさらに強化してサブスクユーザーをもっと増やしたいというのがイーロンマスク氏の狙いです。
よって、Twitterが有料化してしまう!どうしよう!と焦る必要はありません。
あくまでも便利機能を使いたいユーザーだけが有料オプションに登録すれば良いだけの話なので、無料で使いたい場合は基本そのまま利用可能になるようですよ!
イーロンマスク氏はTwitterの買収は「言論自由のため」と発言しています。
イーロンマスク氏を否定するユーザーもまたTwitterには必要な存在と考えているようです。
町の広場のような役目を果たすTwitterを今後も残していきたいとのことですので、無料で発言可能な現状を変えてしまうことは無いと言えるでしょう。
有料化した場合の金額は「月2ドル」程度とのことですので、日本円でも300円以下ですが、それは払う価値のある機能なのか?以下で考えてみたいと思います。
Twitter有料化でどうなる?有料で出来るようになること
結論から言うと、Twitterは完全に有料化するわけではなく『Twitter Blue』などの一部を有料機能をオプションとして利用できるようにしたいと考えているようです。
『Twitter Blue』はすでにサービスが開始されている国もありますが、現在のままだとあまり魅力はありません。
有料でできるようになる『Twitter Blue』の機能は先述したとおりですが、有料会員になってでもその価値はあるのか、機能を一つずつみていきましょう。
最後にはイーロンマスク氏が『Twitter Blue』を強化すべく搭載したい機能も合わせて紹介します。
有料機能①ブックマークフォルダでツイートをカテゴリー分けして保存可能

『Twitter Blue』にはツイートをカテゴライズして便利に引き出せる機能が実装されています。
ブックマークフォルダにより、ブックマークに追加したツイートを、後で簡単に見つけられるように、フォルダに分けて整理することができます。
引用元:Twitter
今、あのツイートがみたい!という時もあることでしょう。
この機能はとてもありがたいですね。
有料機能②ナビゲーションバーを6つ設定可能
ナビゲーションバーとは、アプリの一番下に表示されているアイコンの羅列のことを指します。
サイト「りんごの使い方」では、以下のように通常版とBlue版の違いを載せてくれています。

このように、タップ一つで移動できるアイコンの数が増えるのは便利ですよね!
有料機能③長いスレッドを読みやすく変換

関連ツイートが連なってスレッドになっているととても読みにくいことがありますよね。
そんな時のための便利機能がこちらです。
「リーダーモード(Reader Mode)」は、連続した複数のツイートを1つにまとめる機能である「スレッド」の利便性を更に拡張し、読みやすくする機能です。スレッドは前述したように、複数ツイートにわたる話題をまとめる特長がありますが、長くなればなるほど複数のツイート跨ぐため読みづらくなってしまうデメリットがありました。
引用元:https://find-model.jp/insta-lab/about-twitter-blue/
それを解消すべく、リーダーモードを用いるとスレッドによる一連の投稿を記事のように整形し、シームレスに読むことができるようになります。
有料機能④ツイートを指定した時間内であれば取り消し可能

ツイートの取り消し機能を使うと、送信後のツイートを、Twitterの他のユーザーに公開される前に取り消すことができます。この機能により、ツイートを編集するのではなく、全世界に公開される前のツイートを、見直して修正する操作を行うことができます。取り消し可能な時間が経過すると、ツイートはフォロワーに表示されますが、このツイートはTwitter上の通常のツイートと同様に、公開したままにすることも、削除することもできます。
引用元:Twitter
投稿後のプレビューの時間は最大30秒まで設定可能なようです。
投稿ボタンを押してから30秒以内であれば、フォロワーのタイムラインに表示されることなく完全に削除できるということですね。
Gmailなどでは昔から実装されているプレビュー機能が、『Twitter Blue』でも利用可能です。
有料機能⑤広告なしの記事閲覧→タイムラインも広告なしに?
一番重要でかつ一番勘違いされやすいのが「広告」についての機能です。
witter Blueパブリッシャーネットワーク内のウェブサイトで、読み込みに時間のかからない、広告なしの記事を読むことができます。「広告なしの記事」は、Twitter for iOS、Twitter for Android、またはウェブサイトで、Twitterにログインしている場合に利用することができます。
引用元:Twitter
つまり、Twitterのタイムラインに表示される広告は消えないが、Twitterを経由したウェブサイト上の記事は広告なしで読めるという機能です。
うーん。これは、タイムラインの広告を消してくれないと、なかなか便利さは実感できないですよね。
何度もお伝えしているようにイーロンマスク氏は『Twitter Blue』ユーザーの広告は廃止したいと述べていますから、今後日本へ『Twitter Blue』が拡大してくる際には広告非表示の機能が追加されているかもしれませんね!
Twitter有料化でどうなる?ユーザーの疑問まとめ
では次に、ユーザーの気になっている疑問についても解消しておきましょう。
有料化疑問①ツイートの編集はできるの?
2013年からツイートの編集機能については議論されてきたようですが、Gigazinによると、
リアルタイムで流れていくツイートの修正は難しいことから、2020年にTwitterの元CEOであるジャック・ドーシー氏が「ツイートの編集機能を検討したが実装は断念した」と発表したとのこと。

今後もTwitterでツイートを編集できる機能は付かないだろうとのことでしたが、今回ツイート編集がまた話題になっているようですね。
イーロンマスク氏はツイートの編集ボタン実装に力を入れたいと発言し、実際に『Twitter Blue』にてすでにテスト実装もされているようです。
今後無料版にも編集機能がついてくるのか、はたまた有料だけの機能とするのかは現状わかっておりません。
有料化疑問②広告が非表示になるの?
こちらも現時点では広告が非表示になるなどの機能が実装されることは決定していません。
現在の『Twitter Blue』では、以下のように
Twitter Blueパブリッシャーネットワーク内のウェブサイトで、読み込みに時間のかからない、広告なしの記事を読むことができます
となっていますが、これはあくまでもTwitterから派生するウェブサイトの記事を読む際の話であり、Twitterタイムラインの広告が非表示になるわけではありません。
しかしイーロンマスク氏はこのことにも言及していて、『Twitter Blue』ユーザーの広告は排除するべきだとしているため、広告なしの機能が実装される可能性も高いと言えるでしょう。
正直月額300円払うのであれば、広告は非表示にしてもらわないと割りに合わないとさえ思います。
これはマストの機能だと筆者は考えますが、Twitterの収入源の9割が広告収入だと考えると、簡単になくせないという気持ちもわかりますね。
有料化疑問③動画の投稿が無料でできなくなるの?
現時点の情報では、無料版でも動画は投稿できるようですね。
しかし『Twitter Blue』では、10分という長さの動画が投稿可能です。
現在は140秒程度の動画しか上げられないので、動画の秒数を気にしなくて済むという点でも、人によっては入る価値はありそうです。
まとめ
以上、この記事ではTwitterの有料化は本当?有料になるとどうなるの?という疑問に答えてみました。
今後イーロンマスク氏がどんな対応を取るのか、Twitter民としては目が離せませんね。
また新しい情報が出ましたら、記事を都度更新していきますね!