真犯人フラグの最大の謎と言っても過言ではない、菱田の存在。
菱田は押入れに何か隠しているし、事件当日何かあったことは間違いないですよね。
そこで今回は最新話までの情報をもとに、菱田と清明が犯した罪について考察しました。
筋が通っている考察だと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ちなみに、菱田が押入れに隠しているものについては別記事で考察しています。

【真犯人フラグ考察】菱田が事件当日に犯した罪が判明!
まず始めに、筆者が予想する「事件当日の篤斗誘拐の流れ」を紹介します。
その後、この考察がいかに筋が通っているかを示す具体的なポイントをお伝えしたいと思います。
事件当日の篤人誘拐の流れ
事件当日、篤人と菱田に何があったのか、時系列で説明します。
10月15日事件当日
16:30頃、サッカー教室が雨で休みになり、篤斗は下校する。
しかし、ユニフォームをサッカー教室に置きっぱなしにしてあることに気づき、サッカー教室へ向かう。
時を同じくして、篤斗の10番を妬ましく思っていた清明が、ロッカールームで篤人のユニホームをビリビリに破いてしまう。
山田コーチが現場を目撃し、「問題が起きたので来てほしい」と菱田を呼び出す。
(真帆も同時に呼び出さないのは、好意のある菱田にまず判断を仰ぎたかったから。)
サッカー教室に向かう途中、忘れ物を取りに向かっていた篤斗に会い、一緒にサッカー教室に向かう
(菱田は朝ゴミ出しの時に見た真帆の格好を真似して着替えて、そのままサッカー教室に向かった。)
清明は篤斗と揉み合いになり、清明に押された篤斗はそのまま道路に飛び出てしまい、交通事故未遂に遭う。
篤斗は膝に怪我をしてしまう。
菱田と山田コーチは怖くなって清明を連れその場から離れたが、バタコが間一髪で篤斗を救う。
バタコは「手当てしよう」「お父さんとお母さんに迎えに来てもらおう」と言い白いバンに乗せ、篤斗を連れ去ってしまう。
菱田と山田コーチは、篤斗が何者かに連れ去られて行ったことを陰から見ていた。
篤斗は帰ってこないと悟り、全てを隠蔽しようと決意した。
これが筆者の考える篤斗誘拐の一部始終です。
では次から、この考察の筋を通すための菱田と清明の行動を見ていきます。
サッカー教室に残るGPSとユニフォームの切れ端

凌介がGPSを辿りサッカー教室に来た際、篤斗のユニフォームの切れ端が落ちていました。
このユニフォームの切れ端は、破られたというより切りながらちぎったかのような跡があります。
これは清明が篤斗に嫌がらせをしようとハサミなどで切っていたところ、山田コーチに見つかってしまったんじゃないかと思います。
篤斗失踪中に新たに10番のユニフォームを注文していたということは、山田コーチと菱田は篤斗のユニフォームの破損に何らかの関わりがあるということは間違いありません。
菱田家の押入れに向かって謝り続ける清明

清明は第4話で押入れの中身を知ってしまった瞬間から、押入れに向かって「あっちゃんごめんね」と謝る姿が目撃されています。
この押入れの中には恐らく、事件当日篤斗と一緒にいたことを隠蔽するものが隠されていたはずです。
篤斗はあの日手ぶらでサッカー教室を飛び出して行ってしまったため、サッカー教室で起こった一連の事件を隠すべく、篤斗の所持品を隠しているのだと思います。
そして清明は自分がユニフォームを破いたことが発端で交通事故にあった篤斗は死んじゃったんじゃ…と思い、謝り続けているのでしょうか。
しかし、篤斗が戻ってきてからもなお、清明は押入れの中身に怯えています。
それは押入れの中身が途中から変わっているのでは?と思っていますが、途中から変わった中身については断定はできていません。
菱田家の押入れの中身は恐らく「あなたの番です」同様、最終話付近で明かされることになると思います。
詳しくはこちらの「押入れ考察」をご覧ください。

篤斗を乗せて白いバンを運転していたのはバタコ

篤斗を乗せた白いバンは、かがやきの世界の車両だということがわかっています。
ストレートに考えれば、バタコでしょう。
サッカー教室で交通事故未遂にあった篤斗を助け、「病院に行こう」「パパとママに迎えにきてもらおう」と言い、車に乗せたのだと思います。
バタコはたびたびサッカー教室を見にきていたようですので、篤斗も顔を知っていて、危険じゃないと判断したのでしょう。
菱田と山田コーチは情状酌量の余地がある?

菱田と山田コーチは、篤斗の意識が戻ることを極端に恐れています。
意識が戻れば、事件当日のトラブルは「罪」になりかねないと理解しているようです。
しかし、自首した方が情状酌量の余地があるのでは?と山田コーチが思っていることから、事件は偶発的に起き、隠し通したことでより悪質さが増してしまったということも分かりますね。
菱田は清明を守りたい一心で事実を隠し通していますから、清明の過失が大きく、そこに菱田と山田コーチも加担してしまったと考えるのが妥当でしょう。
清明と篤斗が揉めたこと、菱田と山田コーチは清明を守るため篤斗を見捨てたことなどが背景にあると想像できます。
16話でバタコと結託した菱田

菱田は、篤斗のPTSDが治ったら菱田及び清明の悪質な行為を警察に話してしまうことを恐れていました。
篤斗の病室で包丁で脅して口止めはしましたが、それでもどこか不安な菱田。
そこでバタコから再誘拐の話を持ちかけられ、再度誘拐されれば篤斗が口を割ることはない、と考えたのではないでしょうか。
うまく山田コーチを操り、これで「菱田家は安泰」との安心から、高笑いをしていたのでしょう。

バタコは篤斗を圭樹と重ねて見ているところがありますから、「菱田たちが篤斗にしたことが親として許せない」と捉えると、考察は筋が通るかと思います。
17話予告で、怯えた顔で血のようなものを洗っていた菱田

第17話の予告で、菱田さんは「あっちゃんが話したら…おわる。」という言葉とともに、血のようなものを絞っている描写がありました。
一方、バタコ逮捕で、篤斗が証言し始めることに危機感を募らせる朋子(桜井ユキ)は、ある行動に出る。
引用元:第17話予告ストーリーより
恐らく菱田は、裏返しにしていたふすまに描かれた血文字のような落書きを落としていたのでしょう。
「私は全て知っている、殺人犯」などのようなことが書かれており、菱田に足がつき家宅捜索される前に消さなければと思ったのではないでしょうか。
【真犯人フラグ考察】菱田の振る舞いは、全て清明を守るためだった

菱田は第16話で山田コーチとファミレスにいる最中、「キヨは100%それを残すんです。それを食べるのが、親の仕事なんです。」と発言しています。
つまり、今回菱田と山田コーチが隠している「罪」は清明が犯したもので、大人二人が必死に尻拭いをした。ということが分かります。
そしてそれは「ユニフォームを破いた」だけのような軽い罪ではなく、警察に言わなければならないような大きなもの。
山田コーチは保身に走り自主を希望していますが、清明の今後の人生などを考えて菱田は隠し通したいという意思を示しています。
清明のしたことは、警察に言うべきことであり、今後の人生を左右してもおかしくないようなこと。
つまり、交通事故未遂を誘導してしまったことや、刃物を持ち出したこと、もしくはそれ以上のことがあったのかもしれません。
【真犯人フラグ考察】まとめ
いかがでしたでしょうか。
菱田の隠していることは恐らく篤斗の誘拐に関わる骨子の部分です。
次回、17話で篤斗が監禁生活についての話をし始めるようですので、菱田についても何か少し語られるかもしれません。
次回を楽しみに待ちたいですね!




