真犯人フラグで常にフラグ上位を争う日野渉。
日野の情報はドラマ内でも少ないだけに、日野に関する考察には多岐にわたっています。
至上の時の本棚の裏に隠し部屋があり真帆がいるのでは?
日野の奥さん出てきてないけど教祖では?
しかし今回、筆者は日野真犯人説の最有力候補を見つけてしまいました。
そう、事件は全て日野渉のシナリオ通りに進んでいる!ということを、、
こちらの考察について詳しく説明をしていきます。
最新話の考察についてはこちらをご覧ください。

【真犯人フラグ考察】事件は全て日野渉のシナリオ通りに進んでいる!
この失踪事件の全貌は全て日野の作った小説の通りに進んでいると仮定します。
すると今まで日野真犯人説で引っかかってきた点が全て筋が通るようになりました。
オープニングのノートのシーン

オープニングの一番最初に開かれるノートが、この事件の全てが書かれているノートだと思われます。
このノートはよく見ると、「あおば団地」「凌介」「失踪」などの文字が見えます。
そしてこのノートに加筆している人間こそが、日野であると考えます。
この小説を作るのに日野は何年もの歳月をかけていたはずです。
相良家に恨みや愛憎を持つ人物を探し出し、協力者として据える。
このドラマの縦軸に「文学」があること、凌介や日野が文芸サークル出身であることなど、全ては意味のある設定です。
至上の時は、小説のシナリオの舞台として作られた

日野の小説は「至上の時」が舞台になっています。
凌介や河村、日野が至上の時を拠点として失踪事件を暴いていくことは日野には予測できていたはずです。
失踪日の前日にオープンしたと思われる至上の時。
失踪当日も、サークルのメンバーを招集し、凌介に来店する口実を作った。
凌介は自ら至上の時に出向いていますが、こなければ日野から連絡する予定だったと思われます。
そこで事件当日凌介が至上の時で飲んでいた写真を撮ったり、後日記者にトランクルームの話をしたりしましたね。
それは恐らく、凌介に世論からバッシングを浴びさせたかった、と考えます。
日野が凌介を応援する姿もキャラクター設定である

日野は毎話必ず登場し、ポンコツな姿を見せてくれたり、おとぼけキャラとして地位を確立していますね。
凌介を本気で心配するような仕草も多くみられます。
しかしそれが全て日野が自身に設定したキャラクターだったらどうでしょう?
日野の小説の中では、日野自身は「至上の時のマスター」「凌介を心配する旧友」という設定。
それを悪気もなく全力で演じているだけの、一種のサイコパスですね。
サークル誌をぷろびんに提供したのは日野

ぷろびんが入手したという凌介のサークル誌。
誰から入手したか?ということが未だわかっていません。
日野は第1話で凌介にサークル誌をまだ持っているかどうか確認し、凌介はトランクルームにあるかも、と答えていましたよね。
凌介のトランクルームの鍵は、第1話21:00にトランクルームを出た後になくなっています。
恐らく日野は、至上の時で凌介のカバンからトランクルームの鍵を盗み出し、サークル誌を手に入れてぷろびんに売った。
凌介がサークル誌を持っていたかどうかはその瞬間まで不明だったことから、
これは日野の小説に書かれていたことではなく、凌介を陥れるために突発的に思いついて行ったことだと思われます。
そしてトランクルームで凌介の使っていた椅子を目撃。
この椅子を光莉の監禁動画の小道具として使用することも思いついた日野は、本木に鍵を渡して盗み出し利用するよう指示をした。
筆者は、日野は本木に顔は明かしていないと踏んでいます。
光莉救出時の暗号解読

日野は光莉を救出する際、ポリュビオスの暗号を解いて大活躍しました。
光莉を凌介に返す際にポリビュロスの暗号を用いることは初めから計画されており、これは凌介への挑戦とも取れます。
そして文学の暗号にすれば、解けるのは文芸サークルだった凌介、河村、日野しかいないことも自信があった。
本木の協力者として据えていた一星が先に到着するよう時間稼ぎをし、タイミングよく自分も現場へ向かうことができたのは、全て日野の計算のうちにあったのだと思います。

【真犯人フラグ考察】日野が事件を起こした動機は?
日野がこの事件を起こした動機は以下の2つが考えられます。
順番に解説していきます。
動機①過去に凌介に小説をバカにされた

日野は以前、第6話で二宮と一星に「河村が凌介に怒られて泣いた」という話をしています。
しかし、時を同じくして河村と凌介が「詰められすぎて日野が号泣した話」をして盛り上がっていました。

凌介が「ああ、あったな。そんなこと。」と発言しているのを見ると、日野が嘘をついた可能性が高いですね。
日野は凌介にプライドをズタズタにされた屈辱的な過去があるということです。
そのため、長い年月をかけて相良凌介一家失踪事件としてミステリー小説を書き上げた。
それは、凌介に復讐をするとともに、「このミステリーを解いてみろ」という凌介への挑発でもあるのだと思います。
そしてもう一つ、日野には真犯人になり得る理由があります。
動機②真帆への愛

公式ガイドブックで秋元康さんは、「このドラマのテーマは愛」と話しています。
つまり、全ての出来事は「愛」がきっかけになって起こっているんです。
本木→一星に対する愛
一星→すみれ、光莉に対する愛
バタコ→篤人、圭樹に対する愛
菱田→清明に対する愛
そして、日野もまた、真帆に対する愛が動機になっているのではないかと思うのです。
大学のマドンナだった真帆を手に入れられなかった日野。
第一話で太田黒部長が「幸せを独り占めしちゃうと、思いがけないところで恨みかったりするから怖いよねー」と発言しています。
この発言自体は、太田黒の「アフロディーテの下僕」事件に繋がる伏線だったわけですが、実はこのドラマの大枠を表す言葉だったのかもしれません。
日野の奥さんがずっと出てこないのも気になりますね。
2003年、真帆と凌介の結婚報告を聞いた際にはすでに結婚指輪をはめていた日野。
すでに夫婦生活は破綻していて、「真帆となら幸せになれたのに」という気持ちで、相良家を崩壊させたいのではないでしょうか。
事件は全て日野渉のシナリオ通りに進んでいる!まとめ
以上、日野真犯人説をお届けしました。
日野真犯人説は大体、「空き時間が多い日野しかやれない」だったり、「他の人は必死に捜査してるのに日野はしていない」など、
どちらかというと消去法で日野を選んでる人が多かった印象です。
この記事でその曖昧な考察をよりはっきりしたものにできていれば幸いです。



