7月3日午後3時10分すぎ、東京・港区新橋の雑居ビルで「爆発音とともに灰色の煙が出ている」と通報がありました。
8階建てのビルの2階と3階部分が焼け、消防車31台が出動する事態となりました。
店長がガス臭いと感じながらもタバコに火をつけガス爆発を引き起こしたことについて、爆発の瞬間やお店について詳しく紹介していきたいと思います。
ムーティエの店長は中村氏「オーナーの宝物すべて消し飛ぶ」新橋ビル爆発事件
新橋ビル爆発の現場Cafe&Bar ムーティエ「店長は重過失致傷罪が妥当」
警視庁によりますと、現場はカフェで、店内にいた開店準備中の50代の男性店長と50代の男女の店員、通行人の50代の男性と70代の女性、あわせて4人が軽いけがをして、このうち3人が病院に運ばれました。 また、現在も店の中にガスが充満しているということで、警視庁が規制線を広げ、注意を呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f998ca08411e241a52e21b36ed76537606851e2f
東京の都心部で突然のガス爆発は驚きですね。
爆発が起きたのは新橋三丁目にあるオトナの隠れ家「Cafe&Bar ムーティエ」とされています。

店名:Cafe&Bar ムーティエ
住所:東京都港区新橋3丁目2−2 Ravina 新橋 2階
営業時間:月~金 16:00-26:00 土 15:00-23:00
定休日:日・祝
カフェと言われていますが、ローストビーフやサラダ、おつまみなどの食事を提供する店なので仕込みでガスを使っていたのでしょう。
【追記】店長はガス臭い中でタバコに火をつけた
50代の店長は店内がガス臭いなと思いながらタバコに火をつけ、その瞬間に爆発が起こったと話しています。
ガスは空気より重いため下に溜まっていく傾向があり、立っていて「臭い」と感じる場合はすでにかなりのガスが溜まっていると予想されます。
そのような危機的状況の中でタバコに火をつけるのは自殺行為と言えるでしょう。
あまりにも楽観的な店長。これではいつこのような事件が起こっていてもおかしくありませんね。逆に死者が出ていないだけ罪が軽くなったわけですから不幸中の幸いに感謝すべきでしょう。
さて、爆発を目の当たりにした現場は一体どんな状態なのでしょうか、拡散された動画をまとめて貼り付けましたのでご覧ください。
新橋ビル爆発【動画まとめ】爆発の瞬間が衝撃的
ここからは悲惨なガス爆発の動画を載せますのでご覧ください。
新橋ガス爆発、天六ガス爆発事故の二の舞に?「野次馬は気を付けろ」
新橋のガス爆発事故を見ると、かなり多くの野次馬が集まっていることが分かりますね。
実はこれ、かなり危険なんです。
1970年に起こった「天六ガス爆発事故」をご存知でしょうか?

この爆発事故は建設工事現場で起こった爆発を皮切りに、死者79名、重軽傷者420名にも及ぶ人的被害を出す大惨事となりました。
1970年、大阪の現北区にある建設現場で爆発事故が起きました。
火災は約10分間続いた。ガス漏れや炎上騒ぎを聞きつけて現場に集まってきた近隣の住民、通報で駆けつけた大阪ガスの職員、消防士、警察官、工事関係の建設作業員などが現場に大勢集まっていた。折しも夕方の帰宅ラッシュの時間帯と重なり、天神橋筋六丁目駅へ向かう通勤・通学客や、バスから降りた乗客らも現場に次々と集まっていた。現場を警備していた警察官や消防隊は、増え続ける群衆に対して現場から退避するように呼び掛けたが、その効果はほとんどなかった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/天六ガス爆発事故
そして事件は起こりました。充満していたガスに突然引火し、周りにいた人々を巻き込んで大爆発が起きました。
爆発は何度も発生し、現場に敷設されていた約1,500枚の覆工板が爆風でめくれ上がり、現場にいた群衆や自動車は覆工板もろとも激しく吹き飛ばされ、死者79人・負傷者420人という甚大な人的被害を出すに至った。
https://ja.wikipedia.org/wiki/天六ガス爆発事故
その場で消火活動をしていた人たちや野次馬、帰宅ラッシュの最中だった車などを含め、かなり多くの被害を出してしまいました。
ガス爆発は一度ではすみません。二度、三度と爆発することもあります。
ガス爆発現場を野次馬していると二次災害に巻き込まれることがあるので非常に注意が必要です。
ムーティエの店長は中村氏「オーナーの宝物すべて消し飛ぶ」新橋ビル爆発事件
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