2023年6月14日、岐阜市の岐阜市にある陸上自衛隊の日野基本射撃場で18歳の自衛官候補生が自動小銃を発射し、25歳の自衛官が死亡、50代の自衛官が心肺停止となる事件が発生しました。
18歳の自衛官候補生の特定はまだ報道されておらず、動機についても不明ではありますが使われた銃などを予想すると意図的な発射であった可能性が高いと思われます。

岐阜自衛隊で自動小銃乱射で使われた銃は?
自衛隊の自動小銃といえば、20式5.56mm小銃が一番に思い浮かびますね。完全に一致しているかどうか分かりませんが、「自動小銃?」とイメージがつかない方は以下の画像である程度想像できるかと思います。
こちらは陸上自衛隊が制式化した自動小銃です。
この銃は愛知県清須市にある豊和工業にて作られています。
この銃は離島防衛を想定した高い防錆性能や排水性を特徴としているとしており、現代的なライフルの特徴を備えています。
自動小銃というと分かりにくいですが、要はライフルを乱射したことと同じです。
自衛隊の実弾訓練では、絶対に銃口を人に向けてはいけないということ、また銃の取り扱いについてはかなり入念に訓練を受けて挑んでいます。
その中で誤射をするのはむしろ難しいということ、3人に銃弾が当たっていることを踏まえると、故意的に銃口をむけて発射したと考えるのが自然です。
現在この自衛官候補生についての詳しい情報は入っていませんので、入り次第詳細を追記していきたいと思います。
20式ではなく89式という意見も
今回使用された武器は89式(はちきゅうしき)であるという意見もあります。
89式も自衛隊によって制式化された自動小銃で、「ハチキュウ」の愛称で自衛隊の主力小銃となっています。

製造も開発も愛知県の豊和工業で、一丁の納入金額は20万円台後半から40万円台と言われています。
20式小銃は89式小銃の後継機です。
20式小銃は全長854mmと、89式小銃(920mm)よりも短縮されており、よりコンパクトに設計されています。
一方で、重量は約3.5kgと、89式小銃と重さに変わりはありません。詳しくは不明ですが、少しずつ20式に置き換えられていくと言われています。
どちらにせよ、自衛隊の主力の小銃というだけあり殺傷能力もとても高いものです。
この小銃の銃口を向けられたらひとたまりもありません。
岐阜自衛隊で自動小銃「明確な殺意を持って」乱射
詳しい動機などは判明していませんが、テレビでは「明確な殺意を持って」と発言していたことから、やはり意図的に乱射したものと思われます。
18歳ということはまだ入隊して約3ヶ月。自衛隊離職率も非常に高く、18歳の自衛官は入隊後から厳しく指導されていたことによりかなりストレスを感じていた可能性もあります。
実際に自衛隊に所属していた方からはこんな意見もありました。
教育官からのパワハラなどが横行していたのかもしれませんね。まだ18歳の男性です。耐えきれなくなり自暴自棄になってしまったのでしょうか。
いずれにせよ、詳しい動機は分かり次第追記していきます。
コメント
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[…] 6月14日、岐阜市にある日野基本射撃場にて訓練中に自衛官候補生が自動小銃を乱射し25さいと52歳の男性2人が死亡、25歳の男性1人が重症を負う事件が発生しました。加害者の自衛官候補生は18歳の男性ということ以外、名前などは現状公開されておりません。動機についても現在警察にて取り調べの最中ということもあり確実な情報は出てきていませんが、ネット上では自衛隊内のパワハラやいじめなどが原因などではないかということで物議を醸しています。使用された銃についてはこちらの記事で解説しています […]