神戸市で6歳男児が死亡する事件が発生しました。
6歳男児の母親である穂坂沙喜容疑者(34)が、男児の遺体をスーツケースに入れて遺棄したという残虐性の高い事件のため注目を集めています。
その中で事件に関わった穂坂一家の4きょうだいは全員が「知的障害者」と騒がれていますが、確実なソースはどこにもありません。
今回筆者が穂坂沙喜容疑者について詳しく調査をしてみたところ、「実は穂坂家唯一の人格者だったんじゃないか?」という結論に至りました。
穂坂沙喜が知的障害者はデマ!実は「穂坂家唯一の人格者」だった
穂坂沙喜容疑者は、今回痛ましい事件の被害者となった穂坂修(なお)くんの母親であり、穂坂きょうだいの長女です。

中学校の卒業アルバムではむしろ可愛いくらいですよね。かなり昭和感漂う写真ですが、時は平成15年くらいだと思われます。
穂坂沙喜容疑者が知的障害者だったと言われる理由は「きょうだい全員が支援学級に行っていた」「障害者スポーツ大会に出場していた」とニュースで報じられたためです。
しかし筆者が調べれば調べるほど、知的障害者だったという確信とはむしろ真逆な情報しか出てきません。
穂坂沙喜容疑者の知的障害者説はデマであると言える理由をいくつか紹介しましょう。
知的障害というより学習障害が正しい
まずは、「穂坂きょうだいは全員が支援学級に通っていた」という点です。
この告白については当時を知る近所の方の証言ですので間違いないでしょう。
穂坂沙喜容疑者は小学校〜中学校の間、神戸市垂水区本多聞3丁目の市営住宅(団地)に住んでいました。
本多聞3丁目の小学校区は「多聞の丘小学校」です。恐らく穂坂沙喜容疑者はこの小学校に通っていたものと思われます。
しかしながら、穂坂沙喜容疑者は小学生時代は普通学級に通っていたと地域の人は証言しています。
穂坂沙喜容疑者は小学校時代のほとんどの時間を家事や弟妹のお世話に費やしていました。
穂坂沙喜容疑者の母親はシングルマザーでろくに仕事もしていませんでしたが、家事のほとんどを穂坂沙喜容疑者に押し付けていたそうです。
ゴミ出しももちろん穂坂沙喜容疑者の仕事で、子供が重たいゴミ袋を引きずって袋に穴が空き団地の階段に生ゴミが散らかっていることも。
異臭などの苦情を近隣から受けても、謝りに出てくるのは子供であった穂坂沙喜容疑者だったそうです。
日常的に暴力や罵声などを浴びていた穂坂沙喜容疑者は、当然小学校でまともに過ごせるわけもなく、小学校6年間の勉強についていけていませんでした。
そして穂坂沙喜容疑者は「学習障害」と認定を受け、中学校からは支援学級に通うことになったようです。
同じ学校に通った同級生は以下のように語っています。
沙喜ちゃんは小学生のころから、勉強も何がわからないのかわからないって具合だったし、物事の説明を受けても時間かかるし、文字を書いても相手に伝わらないことがよくありました。だから支援学級に入ったことにまわりは驚かなかったし、支援学級で同じような境遇の友達ができたからか登下校も一緒にしていました。
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/shueisha/nation/shueisha-141335
穂坂沙喜容疑者の発達面の障害は元からあったのかもしれませんが、学習に身を置ける家庭環境ではなかったため筆者は後天的なものの可能性が高いのではないかと考えます。
ちなみに、学習障害とは、知的障害とはちょっと違います。
学習障害(Learning Disability:LD)とは、全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力に困難が生じる発達障害のことです。LDのタイプは読字障害(ディスレクシア)、書字障害(ディスグラフィア)、算数障害(ディスカリキュリア)に分かれています。
https://junior.litalico.jp/about/hattatsu/ld/
穂坂沙喜容疑者は「知的障害者」だったわけではなく、劣悪な学習環境などからくる「学習障害」という発達障害だったと言えます。
障害者スポーツ大会に療育手帳を持って参加?
穂坂沙喜容疑者は障害者スポーツ大会に出場していたと言われています。
神戸市で開かれる障害者スポーツ大会というと、「神戸市障害者スポーツ大会」が濃厚でしょう。

こちらの参加条件は以下のように書かれています。

参加資格
(1) 神戸市内に居住または勤務し、身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳を所持する中学1年生以上の者。
(2) 市内の盲・視覚・聴覚特別支援学校・養護学校または特別支援(養護)学級に在籍中の中学1年以上の者。
(3) 市内の障害者施設に在籍中で中学1年生以上の者。
つまり、穂坂沙喜容疑者が障害者手帳を持っていたかどうかは不明ではありますが、中学生の頃は特別支援学級に在籍していたため参加資格を保有していることになります。
穂坂沙喜容疑者は知的障害者としてこの大会に出たわけではありません。
穂坂沙喜容疑者がもつ「学習障害」は発達障害に分類され、発達障害のある方は障害者手帳を発行することが可能です。
穂坂沙喜容疑者の母親は、きょうだいを全員支援学級に入れたがっていたと報道されています。
理由は、「障害者」だと税金面や福祉面で好都合だからです。
恐らく母親は積極的に障害者手帳を取得するように勧めたことでしょう。
穂坂沙喜容疑者は障害者手帳を持っている可能性は非常に高いですが、知的障害者だからという理由ではありません。
穂坂沙喜実は「穂坂家唯一の人格者」だった理由
穂坂沙喜容疑者が知的障害ではないという点について説明しましたが、筆者はもはや穂坂沙喜容疑者は家庭内で唯一の人格者であったのではないかとさえ思っています。
家事育児全てをこなしていた幼少時代
穂坂沙喜容疑者は、シングルマザーの母親と、3人の弟妹と共に幼少時代を過ごしました。

※穂坂沙喜容疑者と大地容疑者の間に「タカシ」という名の長男がいますが、事件とは無関係と言われています。
上記でも述べた通り、長女である穂坂沙喜容疑者は家事と弟たちの世話をほとんど任されていたようです。
知的障害者であった場合、ここまでのことができるでしょうか。
穂坂沙喜容疑者は通常の家庭内の仕事をこなせる程度には能力があったということがわかります。
近隣住民への配慮を見せる
穂坂きょうだいは団地で有名な素行の悪い家庭でした。
近隣住民が挨拶をしても返すはずもなく、弟たちは歯向かって来ることもあったそうです。
しかし穂坂沙喜容疑者だけは、いつも気まずそうにし、挨拶をすれば返してくれるような子供だったとのこと。
近隣住民から苦情が来れば、母親ではなく穂坂沙喜容疑者を筆頭に頭を下げに行っていたようですので、ある程度の常識はありそうですね。
「子供を一時的に保護してほしい」児童相談所に相談
穂坂沙喜容疑者は過去に「子どもが祖母を殴るなどの育てにくさがあり、できれば児童相談所に一時保護してほしい」と児童相談所に相談をした過去があります。

穂坂家では幼い子供の修くんの悲痛な泣き声が毎日のように聞こえており、「泣くな!泣くな!」という非常に激しい怒鳴り声なども聞こえていたそうです。
この声が穂坂沙喜容疑者だったのか、他のきょうだいなのかは分かりませんが、穂坂沙喜容疑者は子供の身の危険を案じて児童相談所に連絡をしたことは間違いありません。
しかし、いざ保護することが決まると、矢面に穂坂大地容疑者(穂坂沙喜容疑者の弟)が出てきて母親に会わせてくれず、児童相談所職員は追い返されていたと報道されています。
穂坂大地の残虐な小学生時代の事件まとめはこちら
また、電話をしても修くんの祖母である由美子さんが保護を拒否していたとのこと。
区から連絡を受けた児童相談所は同2日に一時保護する予定だったが、沙喜容疑者の母由美子さん(57)が電話で「修君が行きたくないと話している」と説明したことから保護しなかったという。
児相は同9日、由美子さんに電話すると「保護は不要です」と返答され、その日に自宅を訪問しても同様の返事だったという。
https://sp.m.jiji.com/article/show/2967887
穂坂沙喜容疑者からのSOSは、家族によって握り潰される形となりました。
以上のことを見ても、穂坂沙喜容疑者が知的障害であったという情報より、息子を守ろうとした人格者の部分もあったのではないかと思ってしまうのです。
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