サッカーで全国高校選手権3度制覇の名門、東福岡高校の志波芳則総監督(72)が、部員へ体罰を行ったとのことで、自身が務める寮の寮長と総監督を引責辞任していたことが分かり、話題になっています。
Yahooニュースによると、辞任の経緯は以下。
同校の山口健吾副校長(71)によると、志波総監督は5月18日に寮内で、何度も時間厳守を怠った部員1人について、ほおを平手で1回たたいた。その後、生徒本人や保護者に謝罪。そして、責任をとり、6月5日に寮生200人を束ねる寮長と総監督の辞表が提出され、学校側も受理した。
Yahooニュース
名門校の有名な監督がビンタ一発で辞任、時代だと言われてしまえばそれまでですが、やはりどこか引っかかります。
「生徒へのビンタ一発以外にも何かあったんじゃないの?」という意見も多かったので、調べてみたら驚愕の事実がわかりました。
東福岡高の志波芳則総監督辞任の本当の理由が判明「」
志波芳則総監督が今回辞任するきっかけとなった出来事は「何度も時間厳守を怠った部員1人について、ほおを平手で1回たたいた」だけ。
正直過去部活に勤しんだ私ですら、怠けた態度でコーチから平手打ちをされたこともあります。
しかし何度も時間厳守を怠った=部内のルールを逸脱して規律を乱しているのは生徒なわけで、今まで何度も口頭で注意してきたにも関わらず治らなかったというのは容易に想像できます。
もちろん、手を出した方が負けではありますが、ビンタ一発が過去の実績を全て帳消しにしてしまうほど責任を負わされることなのでしょうか。
このことについてネットでも
時代の流れかねぇ ビンタ1発でなぁ..
ビンタで辞任って。闇を感じる
と、この一件だけではない辞任理由があったのではないか?と憶測が飛び交っています。
補助金流用で停職に追い込まれた過去
東福岡高校の志波芳則総監督を知っているという方のツイートです。
普段から頻繁に手を出すような方ではないことが分かります。高齢になってきたことにより判断能力が薄れ、ついカッとなって手を出してしまったということも考えられますし、問題の生徒の態度があまりにも酷かったという可能性もあります。
実際その場に居合わせた当事者からの情報は現状見つけられていませんので、見つけましたら追記していきたいと思います。
そこで、志波芳則総監督といえば思い起こされるのは2002年に補助金流用で停職に追い込まれた過去を詳しくみてみましょう。
日本サッカー協会から受け取った補助金など計約1300万円を同部の強化費などに流用していた問題で、
松原功校長と徳野光博理事長は5日会見し、志波監督を解任し、教職も6カ月の停職とするなどの処分を発表した。
同校によると、志波監督は1993~2001年度に全国高校選手権に出場した際(96、00年度は不出場)、日本サッカー協会からの補助金を同校に少なく申告して渡し、差額の計約707万円をサッカー部の口座に残していた。
https://sports3.5ch.net/test/read.cgi/soccer/1039130813/?v=pc
96、97年度に全日本ユース選手権の出場の際も同様の方法で、同協会の補助金約461万円をこの口座に残した。同校からの用具費も98年以降、メーカーの割引で浮いた約565万円を口座に入れた。
志波監督は約440万円は返還したが、残りは遠征費や個人的に特待生として入部させた生徒の授業料などに充てたという。
この頃、志波芳則総監督は補助金を私的に流用していたことで停職処分を受けました。
この時は流用した資金の着服はなく、あくまでもサッカー部の生徒のために使っていたということもあり、卒業生や保護者から嘆願を受け「停職処分」にとどまりました。
補助金の流用は「停職処分」なのに、ルールを破った生徒へ一発の平手打ちは「辞任」。
あまりにも処分が違いすぎるとは思いませんでしょうか。
筆者は今回も生徒への体罰以上に過去に行われた流用のような不祥事があったのではないかと推測しています。
学校側も2度目はないという認識があり、事を荒げないように体罰での辞任として仕立て上げたのではないでしょうか。
体罰の裏に隠れた事実については一生明かされることはないと思いますが、調査ののち何か事実が判明した場合は追記していきたいと思います。
ビンタ一発と体罰とするかネットで物議
東福岡高の志波芳則総監督の人柄「愛のある人」
東福岡高校の志波芳則総監督についてはネット上でもとても優しい人だったという意見も多いです。
強豪校の総監督ですから、それなりに厳しく指導している部分もあるでしょう。というかそれは当たり前。
しかしその部分以外ではやはり愛のある方だったようですね。
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