2016年から始まった「おかあさんといっしょ」の『ガラピコぷ〜』。
6年間子供たちを楽しませてくれて本当に感謝しかありません。
そんな『ガラピコぷ〜』ですが、最終回にまさかのガラピコが未来のチョロミー博士が作ったロボットだったと発覚し、世間がざわつきましたね。
実はそれ以外にも、ガラピコやキャラクターの言動には多くの伏線が隠されていたんです!
この記事では『ガラピコぷ〜』の最終回とその伏線全回収を目指してまとめていきたいと思います。
【ネタバレ考察】ガラピコぷ〜最終回の内容と全伏線回収
6年間にわたり子供たちに愛されてきた『ガラピコぷ〜』。
愛らしい3人のキャラクターにもう会えなくなるということで、多くのママたちがテレビにかじりついてその時を待ちましたね。
最終回の直前に驚きの事実も発覚し、「ガラピコぷ〜ってそんなに奥が深い話だったんだ…」と心を打たれました。
ガラピコは未来のチョロミーが作ったんだ😳
— DJ MONA (@_dj_mona_) March 28, 2022
明日で最終話🥺#おかあさんといっしょ #ガラピコぷー pic.twitter.com/NyZL3aBRsx
最終回は飛行船が直り自分の星に帰っていくものだとばかり思っていたら、自分の星はまさかの今いる「しずく星」だったという展開。
いや〜、胸熱ですね。
そしてついに、2022年の3月30日、ついに『ガラピコぷ〜』が最終回を迎えました。
Twitterに一部切り抜きが投稿されていましたのでご覧ください。
ガラピコぷー最終回🥺❤️#おかあさんといっしょ #ガラピコぷー pic.twitter.com/An3T82yPe6
— DJ MONA (@_dj_mona_) March 29, 2022
最終回は今までの登場人物が勢揃い!ここで涙したママたちも多いのではないでしょうか。
ではここからは、過去6年に遡り数々の伏線を回収していきたいと思います。
『ガラピコぷ〜』の伏線回収5選
『ガラピコぷ〜』の伏線は8つ。
①ガラピコはずっと「おかあさんといっしょ」だった
②ガラピコはチョロミーだけをいつも呼び捨てにしていた。
③チョロミーの夢は科学者(博士)になることだった
④ガラピコは念願の故郷に帰れた
⑤押してはいけないボタンを押しやすい背中に設置したわけ
⑥ガラピコのハートが割れているのはチョロミーが作ったから
⑦最終回直前に発見された鉱石
⑧タイトルが「ガラピコぷ〜」な理由
順番に見ていきましょう!
①ガラピコはずっと「おかあさんといっしょ」だった

ガラピコは宇宙から落ちていて以来、自分を作ってくれた博士に会うためにずっと飛行船の修理をしていました。
直しては失敗し直しては失敗し、、を繰り返していたガラピコ。
最終回手前でついに飛行船が直るかも!というところにまでたどり着き、ガラピコとの別れを惜しみ始めるチョロミーがいました。
しかし、最終回直前の3月30日の放送で、ガラピコは未来のチョロミー博士が作ったロボットだということが発覚!
未来のチョロミーは子供の頃のチョロミーに友達を作ってあげたいと願い、ガラピコを作っていたのです。
ガラピコはいつも「博士に会いたい」と願っていましたが、実はもう、常に博士と一緒にいたんですよね。
ずっとガラピコは”おかあさんといっしょ”だったのです。
まさかのここで番組名の伏線が回収されるとは思わず、ママたちはみんな鳥肌が立った瞬間でしたね。
②ガラピコはチョロミーだけをいつも呼び捨てにしていた。
ガラピコはムームーに対しては「ムームーちゃま」ととても優しく対応するのですが、チョロミーには厳しい一面がありました。
まずチョロミーだけ呼び捨てにしているものなんでかな?と思っていましたが、生みの親だからこその気兼ねない対応だったということですね。
ガラピコは未来のチョロミー博士に「チョロミーの友達」になるために送られました。
ガラピコはチョロミーに対しては時に厳しく時に優しくいつも寄り添ってくれていましたね。
チョロミー博士のインプット通りと言ったところでしょうか。
③チョロミーの夢は科学者(博士)になることだった
チョロミーは過去の放送回で、プッチマーゴさんに「科学者(博士)になりたい」夢を明かしていました。
最終回直前で、その夢を叶えていたという伏線も回収されましたね。
他にも、ガラピコにシュークリームを食べさせてあげたくて、科学者になってガラピコを改造したいというような回もありました。
今考えると、実はチョロミーならそれが出来てしまうんですよね。
④ガラピコは念願の故郷に帰れた

ガラピコは6年前にしずく星にやってきてから、ずっと「故郷に帰りたい」と思っていました。
過去の放送回で、なんでも夢を叶える魔女(修行中)」に「故郷に帰りたい」と告げたところ、ガラピコはそのまましずく星から出られなかったことがありました。
魔法は失敗だったのか…というオチでしたが、実はしずく星そのものがガラピコの故郷なので、他のところに行きようがなかったんです!
ガラピコの「故郷に帰りたい」という夢はずっと前から叶っていたんですね。
⑤押してはいけないボタンを押しやすい背中に設置したわけ
ガラピコには「押してはいけないボタン」が背中にありました。
6年間一度も押さずに過ごしてきましたが、ついに最終回直前でチョロミーが誤って押してしまいます。
ボタンを押すとガラピコは停止してしまい、代わりに未来のチョロミー博士の声が再生されました。
チョロミー博士は、「背中にボタンを設置したのは、おっちょこちょいなチョロミーなら絶対押すと思ったから」ということでした。
いやー、自分のことをよく分かっているチョロミーですね(笑)
逆に6年間一度も押さなかったことがすごいと思えるほどです。
背中のスイッチにそんな伏線が隠されているとは、気づくはずもありませんよね。
⑥ガラピコのハートが割れているのはチョロミーが作ったから

”おっちょこちょい”といえばチョロミーの代名詞。
未来のチョロミーにもやはりその節は残っていて、ガラピコのハートが割れちゃったのは開発途中にちょっと失敗しちゃったからなんだそうです。
なんともチョロミーらしい理由ですね。
⑦最終回直前に発見された鉱石
最終回前にガラピコが宇宙船の修理をしていたところ、宇宙船から発見された鉱石を見て「これが宇宙船の原動力か?」と考えるシーンが放送されました。
しかもその鉱石は最近しずく星で発見されたばかりの鉱石だったのです。
ビービルさんはこの鉱石をスクープとして世に出そうとしましたが、良心がまさってガラピコに鉱石を返すというお話しがありました。
この鉱石は今後どうなる??と視聴者をざわつかせましたが、やはりこの鉱石がキーポイント。
最近発見されたはずのこの鉱石がガラピコの宇宙船の中にあったのは、ガラピコがしずく星で生まれたことを示唆していたんですね。
この鉱石を原動力とする宇宙船(タイムマシン)が数十年後に出来上がっており、しかもそれを作ったのはずっと科学者になりたがっていたチョロミー?という想像もできなくはなかったわけです。
それでも、ガラピコの乗り物は「宇宙船」と言われていましたから、まさか未来で作られた「タイムマシン」だったとは誰も思わないですよね(笑)
⑧タイトルが「ガラピコぷ〜」な理由

この物語はガラピコ、チョロミー、ムームーの3人がメインとなっており、誰が主役だとかあまりないほどに全員毎回出演していました。
それでもタイトルには「ガラピコ」しか含まれないことに筆者も違和感を抱いていました。
しかし最終回直前の回収でわかりました。
これは「ガラピコの物語」なのだと。
チョロミーは子供時代の自分に最高の友達を作ってあげたかった。
ガラピコはそのために作られ、そのために送られた。
すべては「ガラピコ」がいないと始まらない物語だったんですね。
ちなみに『ガラピコぷ〜』の『ぷ〜』の部分の命名理由は以下だそうです。
「“ぷ~”はガラピコが興奮してパニックになるとプーとガスを出して暴走する時の擬音であり、タイトルを英語にした時の“ガラピコ・アンド・ハッピー・ピープル”の“ぷ”でもあります」
引用元:スポニチ
プロデューサーは初めからガラピコを主軸にした物語を作ろうとしていたのですね。
チョロミーとムームーのキャラクター性の真実

チョロミーといえば、元気はつらつで好奇心旺盛な女の子。
そしてムームーといえばのほほんとしていてとってもおっとりした男の子。
筆者は「なんであえて性格の設定逆にしたんだろ?」と思っていました。
しかし、プロデューサーにはこんな意図があったようです。
「この番組で長らく伝えてきたメッセージは“大丈夫だよ”ということだと思う。『ガラピコぷ~』は、元気いっぱいじゃなくても、おしとやかじゃなくても、ちょっと外れた子でもあっても、そういう子たちに対して“大丈夫だよ”と言ってあげたい」
ほう、、つまり筆者が「逆なのでは」と思っていたことがすでに「性差別」のようなもので、女の子はこうであるべきとかそう言った概念を取っ払いたいという思いがあったのですね。
このお話を聞いて、筆者は「逆なのでは」と思ったことを少し恥ずかしく思ってしまいました。
女の子だって元気はつらつでいいじゃない!男の子がおっとりでもいいじゃない!ですよね。
ガラピコぷ〜はそんな固定観念のないフラットな世界観を学ぶことができる番組だったんです。
まとめ

以上、この記事では『ガラピコぷ〜』の番組について詳しくまとめました。
幼児番組でこれほど伏線が用意されていたり、細かい設定があったなんて本当に衝撃でした。
4月からは新しく「ファンターネ!」が始まりますね。
このキャラクターたちがチョロミーやガラピコ、ムームーのように受け入れられる日もすぐだと思います。
今回の伏線回収で次も期待しちゃいますね!