主婦におすすめの資格は簿記?FP?両方取得した30代主婦が徹底解説!

パソコンを叩く女性

子育てに大忙しな毎日を過ごす中で、少しの余裕が生まれてくると「何か資格でも取ろうかな?」「仕事に役立つものがいいなぁ」「どうせなら家計管理に役立つことを勉強したい!」など、自己啓発の気持ちが出てくるかと思います。

まずはその気持ちを持ってインターネットで調べているあなたは、それだけでまず大きな一歩が踏み出せていますね!

筆者は資格取得当時1歳と4歳の子供がおり、育児休業中でしたが、
子育ての合間を縫って勉強し一発合格を成し遂げました。
この記事では主に簿記やFPの資格について、両資格取得済みの主婦目線での必要性を解説していきます。

目次

簿記ってどんな資格?

簿記とはこんな資格!

簿記ってなんだろう?なんとなく商業に使う資格かな?という程度の理解の方が多いと思います。
まずは簿記の定義について下記、検定試験を行っている商工会議所のHPではこう書かれています。

簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。

簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。さらに、公認会計士や税理士等の国家資格を目指す方や他の資格・検定と組み合わせてキャリアアップを考えている方々にも必須の資格といえます。

引用元:商工会議所の検定試験

難しいことが書いてあるけど、要は企業における財務部的な存在?

そうです、例えばマネーフォワードクラウド会計のサイトでは日々の企業のお金の出入りや取引を記録(帳簿記入)し、一定の期間(通常は1年)ごとに決算を行い、報告書にまとめる作業のことと定義されています。

商品の仕入れや売上、それにかかる人件費や交通費、通信費など、日々発生する様々なお金の流れをまとめる、いわばお金の管理帳を担うのが簿記となります。

簿記を覚えられると、会社の決算書が作れるようになります。決算書はどの企業でも必ず作成するもので、企業にとって必要不可欠な存在です。

簿記3級試験の要項

簿記3級は、3題の問いに60分かけて挑みます。
合格率は70%以上です。

試験は毎年6月、11月、2月の3回行われておりますが、ネット試験と言う方式であれば
原則毎日受けられます。
筆者も「これはもう受かる!」と確信したタイミングでネット試験に申し込み、受験しました。

ネット試験だと問題用紙に書き込みができず多少不便を感じますが、その分数字をひたすら書く一般方式と違って数字は打ち込みできますのでかなりの時間短縮になります。
メリットデメリットはありますが、子育てに追われ勉強が追いつかない可能性も考えてネット試験で好きな時に受けることをおすすめします!

お申し込みはこちら→商工会議所公式HP

FPとはどんな資格?

FPとはこんな資格!

さて、皆さんは「FP」というとどんな仕事を想像するでしょうか?
ほとんどの方は、「保険の相談に乗ってくれる人」だと答えるでしょう。
FPの試験を主催している日本FP協会のサイトではこう書かれています。

FPとは、一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。個々人や家族のライフプラン(人生設計)に基づく将来の収支の見通しを立て、最適な資産設計・資金計画を提案、アドバイスを行い、その実行をサポートします。そのため、FPはお金の面から家計の改善を図る「家計のホームドクター®」とも呼ばれています。

引用元:日本FP協会

私が家計のホームドクターになれたら。我が家の家計管理は完璧ね!

FP(ファイナンシャルプランナー)は、節約から税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、相続まで、ありとあらゆるお金のエキスパートになることができます。(引用元:ユーキャン

家計管理がうまくできない、税金のことが全くわからない!という方は、FPの勉強をするとさまざまなお金に関する知識が身につき、将来の役に立つこと間違いなしです。

FP3級試験の要項

FP3級を受けるには、「日本FP協会」と「金財」という二つの団体により別々に行われています。
どちらの試験を受けてもFPの資格が取れるのは変わりません。

今回は実際に筆者が受けた「日本FP協会」の要項を説明します。

FP3級はマークシート方式です。
学科60問、2時間、実技20問60分で行っています。
合格点は6割と、比較的優しい合格基準ですね。

60問といっても、一つ一つの問題はシンプルなものが多いですので、落ち着いて解けば最後まで解ききることができるでしょう。

「日本FP協会」と「金財」どっちの団体を選べばいいんだろう?と悩むところですが
私は過去問を見比べて問題の難易度が「日本FP協会」のが低い!と感じたため「日本FP協会」を選びました。
※この感じ方は個人差がありますが、実際筆者が金財の過去問を解いたところ不正解が目立ちました。

再就職を考えているなら断然簿記!ただし2級レベルの資格が必要です

簿記の資格取得に向いている方

結局自分はどっちの資格が剥いてるんだろう?わからない・・・
以下のチェックリストは簿記を受けるのに向いている方です
以下の悩みに自分が当てはまるかどうか考えてみてください。

・子供が大きくなったら企業に再就職したい!
・いつかフリーランスとして働きたい!

簿記の資格を持って企業に再就職しようと思った場合、やはり有利になる業種とそうでない業種があります。
簿記を活かせる業種または職種というのは、例えば企業の経理部門や会計事務所、金融関係、商社などが挙げられます。
企業には必ず経理部門が存在するため、どの企業でも需要があるのは間違いありません。

ただし、簿記の場合は3級程度の知識では就職に有利になることはありません。
少なくとも2級以上を持っておきましょう。

再就職するつもりのない主婦でも簿記をとってよかった?

前述したとおり筆者は子育ての合間に簿記3級の資格を取得しました。
では実際取得して役に立っているのか?取得してよかったと感じているのか?というと、
役には立ってないけど取得してよかった!というのが筆者の意見です。

役に立ってないなら、取得した意味ないじゃん・・(笑)

はい、確かに、なんの役にも立っていません(笑)
ですが、今後の人生において選択肢の幅が広がったと感じています。

  • いつか就職したいと思ったら基礎知識を元に2級に挑戦してみるもよし!
  • 在宅でできる副業として「せどり」などに挑戦する際には必ず役に立つ!
  • 子育てしながらでも資格取得という達成感を得られた!
  • 簿記の勉強を通して、私が会計の世界に興味を持つかどうか確かめてみたかった

今すぐには役に立たなくても、簿記を取得したことでまた見える世界が違ってきました。
今後、再就職やフリーランスは全く考えていない、という方は、あまり取得する意味はないのではないかと思います。

家計管理に役立つのは断然FP!3級でも十分な知識を得られます!

FPの資格取得に向いてる方

FP3級の取得に向いている方は以下のような方です。

・家計管理がうまくできないので勉強したい
・将来、相続について悩むことがあるかもしれない
・老後年金がどれだけもらえるのか不安。ねんきん定期便が送られてくるけど見方がさっぱり分からない
・資産運用、不動産投資に興味がある
・住宅ローン減税など、税金について詳しく理解したい

ご自身に当てはまるものはありましたか?
このような悩みについては、FP3級レベルの知識でも大枠はよく理解できるようになります。
「今まで家計管理を疎かにしてきたから、余裕のある若いうちに勉強しておきたい!」と思ったらぜひ、FP3級を受けてみましょう。

FP3級の資格を取ってよかった?

「FP3級の資格を取ってよかった?」という問いには、自信を持って「はい!」と言えます。
FP3級を勉強したことによって、私の周りで起こるお金の流れ、仕組みがとてもよく理解できるようになりました。

今では、「私の年金ってどれくらい?」「資産運用をした利益はどう申告していけばいい?」など、
今までは難しいと思っていた疑問に対してもすんなり答えが出るようになりました。

ねんきん定期便もちゃんと理解して読めるようになりましたよ!

ねんきん定期便の例

これが理解できたら凄くないですか?

家計管理をする主婦の方々全員に取って欲しいと思える資格ですね。

FP3級の資格は就職に有利ではない!


将来、FPの資格を仕事にしたい!と思われる方もいるかもしれませんが、
FP3級レベルではほとんど仕事を見つけることはできません。
ハローワークなどの求人を見ても、FP3級を持っているから有利という仕事はほとんどないといって良いでしょう。

就職に生かしたいのであれば、少なくとも2級以上は必要になります。
ただし2級以上は勉強にかかる時間もかなり多くなりますので、本当に必要な資格かどうかの見極めが重要です。

簿記3級の資格試験にかかる勉強時間と費用

もちろん、筆者は元々簿記の知識があったわけではありません。むしろ皆無です。
そんな筆者が簿記3級に一発合格した際の勉強時間と費用は以下の通りです。

・勉強時間は1日2〜3時間程度で約2ヶ月
・かかった費用はネットスクール代約1万円+試験代3,400円

簿記はやはり独特な会計知識と問われますので最初は頭の中にハテナが100個くらい飛んでいました。
2ヶ月で間に合うのかな・・・と不安になりましたが、ネットスクールの講義動画を一通りみた後は、過去問全て合格点以上を叩き出せるようになりました。

もちろん、間違えた問題は繰り返し2〜3度解き直します。

簿記は1問解くのに30分かかるということがザラにあるため、不正解だとこころが折れかけますが、簿記は減点方式なので最終的な答えが間違ってたからといって「0点」になるということはありません。

とにかく部分点狙いで丁寧に解いていけばまず落ちることはありませんよ!

筆者の受けたネットスクールは「クレアール」

クレアール公式HPより

クレアールは簿記の試験においてネットスクールの中でも口コミとコスパが良いと感じこちらに決めました。
講義動画は50単元以上に渡るため、途方もないように感じますが、動画を身終えた後は簿記3級の知識はほとんど身についている状態になっていると思います。

クレアールは頻繁に講義パックのセールをやっていて、1万円以下で受講可能です。
もちろんテキストや問題集もかなり手厚いものがついてきますので、市販のものは購入不要です。
市販のテキスト代との差額を考えれば、かなりコスパも効率もよく最短で一発合格が狙えるスクールだと思います。

時間のない主婦の皆さんにぜひおすすめしたいです!
公式HP:https://www.crear-ac.co.jp/boki/

FP3級の資格試験にかかる勉強時間と費用

金融に関する知識が完全にゼロだった筆者の経験を踏まえてざっくりお伝えすると、

・勉強時間は1日1〜2時間で約2ヶ月(たまに子供と寝落ちあり)
・かかった費用はテキスト代3,500円程度+試験代6,000円

全く知識がない状態から始めても、独学で約2ヶ月で取得することができました。
FP3級は6割の正答率で合格となりますが、筆者は9割以上の正答率でした。
せっかく資格の勉強をするのであれば、きちんと知識を落としこむことが大事なので、満点目指して勉強してみてください。

筆者が使ったテキストはこちらです。

2021-2022年版 みんなが欲しかった! FPの教科書3級 [ 滝澤 ななみ ]
価格:1760円(税込、送料無料) (2021/12/7時点)楽天で購入
2021-2022年版 みんなが欲しかった! FPの問題集3級 [ 滝澤 ななみ ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2021/12/7時点)楽天で購入

口コミも良い「みんなが欲しかった」シリーズのテキストと問題集です。
テキストを2回り読んで過去問を解けば、比較的簡単に受かる資格ですので、時間のない主婦でも取りやすいですよ!

まとめ

以上、子育て世代のママ目線で、簿記やFPの資格取得について紹介してまいりました。
どちらを受験するか、参考になりましたでしょうか。

一言で言うと、
再就職なら簿記、家計管理目的ならFPです。

自己啓発や達成感も得られるため、ぜひ受けてみてはいかがでしょうか。

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